Official Web Site

MENU +

Discography

4th Album

Let the Sunshine


収録曲

  1. hoochie boogie
  2. What you gonna do?
  3. DISCO
  4. Sunny
  5. 挽歌
  6. Don't leave me alone
  7. Let the Sunshine
  8. Oh my Jenny!
  9. Funkie Boogie
  10. BLACK SMOKIN' BLUES
  11. DANCE
  12. ハートブレイカー
  13. Get up it together

¥3,000 tax in

購入する

3rd Album

A Killing Night


収録曲

  1. All night long
  2. Going down
  3. I'm a Liar
  4. Rock me baby
  5. ピストルのブルース
  6. Come on
  7. ホラ吹きあの娘

¥2,000 tax in

SOLD OUT!

Apple Music, Spotify, YouTube Music, Amazon Music Unlimited, LINE MUSIC, TikTok, Instagram など世界185ヵ国以上で配信中!
https://linkco.re/eyrhm9Ha

"V型直列式ローリング・フォーク・サウンド!
これはどうにもとまらない。"

―コハ・ラ・スマート( スマートソウルコネクション )

2nd Album

WALK ON THE WILD SIDE

収録曲

  1. 狂った夜が欲しいだけ
  2. アリゲーターストラット
  3. Rattlesnake Shake
  4. Dances with Wolves
  5. Long Kiss Good Night
  6. 燃え尽きるまで
  7. ルシール
  8. Funkie boogie

¥2,500 tax in

購入する

毎月第三土曜日に南青山の伝説のロック・クラブ〈レッドシューズ〉でミッドナイト・イベントをはじめて、はや10年になる。

もう数えきれないほどのバンドが出演してくれた。 hoochがやってきたのは1年前であったか。もう少し前か。

奴らふたり組は地下のクラブに現れたとき、そのナリや髪型、社交的とは到底思えないひねたような雰囲気がロカビリーを想わせた。

が、いざライブがはじまったら、白いシャツに細身の黒いネクタイに着替えていて、それはブルース・ブラザース風。ウメタカヤはやけっぱちのような激しさ全開でシャウトし、わめき、ギターを掻き鳴らし、ヨシノトシタカも元ルースターズの池畑がクラブに寄贈したドラム・セットをマックス・ローチのように乱打し、「こいつら、いったい、何なんだ!」とそのマシンガンぶりに気圧されはしたが、余り感じるところはなく、第三土曜日の夜を通り過ぎて行くあまたあるバンドのひとつだろうと、甘く見ていた。

奴らはその後も出演したが、第一印象が変わることはなく、相変わらず、威勢はいいが、空振りしていた。

ところが、ある晩、hoochの編成や楽曲、演奏法に大きな変化があったわけではないのに、ガツンと胸にくるものがある。

劇的なギター・フレーズを耳が追っていく。

激しいドラミングに繊細な旋律を聴いている。

ギター、シャウト、ドラムが壮大なビート・シンフォニーにさえ聴こえてきた。

パフォーマンスの中に、奥に、組まれていた様々な歯車がキチッとはまり、観客の歯車とも合体を遂げたのか、 だんだん、奴らの魅力が見えてきた。

 

いつもいつも、生き急いでいるかのように、奴らのライブは、プレイの瞬間に絶頂にいたり、あとはマセラッティの疾走のように軽快に突っ走る。

そのスピードは、耳を澄ませば、最速であると気づいた。

 

2015年、最初の第三土曜日に、奴らはいつもと同じようにステージに現れた。

しかし、いつもと違ったのは、奴らは精魂こめて2枚目のアルバムを制作したあとだった。

そこからの30分間、hoochが見せたライブは、ブランキー・ジェット・シティーのデビュー時を思わせる、青春の痛みを感傷におちることなく吹っ切りながらも、どうしようもなく巧みにやり過ごせないパンキーな生き様を曝け出す。

それはレコーディングを経て、遂にhoochが軌道に乗った瞬間だった。

たったふたりで生音と肉声にこだわる頑な姿勢は、hoochが何人ものメンバーで編成されたバンド以上のタフさ、アンサンブル、個性を訴えてくる稀有のバンドへと飛翔させていた。

 

その夜、hoochたちは、客ばかりでなく、出演ミュージシャンたちも熱くのせた。

ステージが終わったあとも、奴らの音楽に懸けた激しさが、クラブの空気を火照らせ、稲光のように自分の胸に完全に入ってきた。

 

自分の著書の一冊に『ONE PLUS ONE』がある。

これはいつの世も革新的なことを成し遂げるには相棒が必要であるという生き方を多くの実例をもって書きあらわした本であったが、まさに、hoochはその黄金律の証明である。

 

お互いに刺激しあい、相棒がうちに秘める能力を引き出しあっていくと、無限ともいえる可能性を発見する。

 

いつからか人は組織的なものへの依存を強めていったことにより、ひとりでできることを狭め、挙句、機械に頼るようになった。

それにより、人は何をうしなったか?

それは原始からある絵画や音楽にぶつけなければやる意味もない情熱である。

野性である。

人はそもそも万能であった。

人がふたり同じ情熱のもと組めば、いったい、どれだけのことができるか、hoochは、この2枚目のアルバム『ウォーク・オン・ザ・ワイルドサイド』で聴かせてくれる。

― 2015.1.23 森永 博志

1st Album

real folk blues


収録曲

  1. 野良犬のブルース
  2. ブラックキャデラック
  3. ブラックバード
  4. sunny
  5. Baby, Please don't go
  6. オレのあの娘
  7. Oh! yeah!!

¥1,000 tax in

購入する

inserted by FC2 system